▼ 1960年代 Hanhartは1963年に同じくドイツの黒い森のNeukirchに第三の工場を建設しました。この当時はドイツの全ての学校やスポーツクラブでハンハルト Hanhartのストップウォッチが時間計測に使用されていました。 ▼ 1970年代 クォーツ時計の時代が1972年に全盛を迎えます。ハンハルト Hanhartはプラスチックの成型部門を設立しクォーツムーブメントの開発を進め、数百万個の販売に至り大いに社業を発展させます。多くのカスタマーにとってHanhartは自社のアラームクロックやウォッチに自社製造のムーブメントを使う会社として有名になりました。 ▼ 1980年代 1980年代になってアジアからの安価なクォーツムーブメントがマーケットに現れ、この状況に対応するため価格政策面でのプレッシャーが増してくることになります。 ハンハルト Hanhartは1981年にこの問題に対抗するために新しい廉価タイプのクォーツムーブメントを開発することになります。それが1982年に製造が始まるcalibre 3305で当時4,000万個を売り上げました。 Willy Hanhartの義理の息子(娘の主人)にあたるKlaus Ebleは従業員として入社していましたが1966年にHanhartの経営を引き継ぐことになります。 ▼ 1990年代 時計製造の伝統的なクラフトマンシップが1990年代に再び脚光を浴びることになり、ハンハルト Hanhartはそのルーツに回帰します。 ハンハルト Hanhartは1939年からの精巧に製造されている伝説的なパイロットクロノグラフを1997年に再発売し、限定2,500本は記録的な早さで完売にに至っています。 追加リリースされるモデルはエクスクルーシブのコレクタ―アイテムとしてその後も更に進化してゆくことになります。現在のPIONEERの先代モデルはこのようにして誕生しました。 ▼ 2000年代 2004年 HanhartはDornier by Hanhart という限定モデルをリリースしました。また、2007年には125th anniversaryと刻印されたOpus 41という特別モデル、そして、プラチナ製の手巻クロノグラフを39本の限定販売、更にフライバック機能やストップウォッチを備えたツインセットのモデル、そして、2008年には熱狂的なクラシックラリードライバーを距離計測のための革新的なツールとして魅了したTachymasterというストップウォッチをリリースしました。そしてこのモデルはヨーロッパで最も重要なストッップウォッチメーカーとしてハンハルト Hanhartのポジションを一層確立するものとなりました。 機械式クロノグラフとしてのPRIMUSは2009年にデビューします。このPRIMUSはHanhartの高い精度と信頼性という伝統的な価値を斬新なデザインへと導いたモデルです。 |